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著者:安全靴歴12年・元工場勤務
断る理由はあった。 座敷の飲み会を断り続けてきたのは、気にしすぎな性格のせいではないと思う。履物を脱ぐ場面を気にしている人は、僕が思っていたより多いらしい。臭いは、靴を脱ぐ瞬間に生まれるわけではなく、日中の靴の中で毎日少しずつ作られているのだという。安全靴を履く生活の中で、人前で靴を脱ぐことをできるだけ避けてきた僕にとって、それは意外な気づきだった。体質だと諦めていた頃の話はこちらに書いています。座敷のある店を避け続ける以外にも、確かめられることが、まだあるのかもしれない。
飲み会の店が座敷だと知った瞬間、嫌な気持ちになった。安全靴を1日12時間、長い日には16時間も履き続ける生活のなかで、人前で靴を脱ぐ場面を、できる限り避けるようになっていた。仕事終わりに誘われる居酒屋でも、座敷の席だと分かった時点で、断り続けた3年間があった。金曜の夜に友人から誘われた飲み会も、座敷のある店だと分かって断ったことがある。出張先のホテルでは、靴を部屋に置いておきたくなくて、廊下に出したまま眠った夜があった。銭湯に足を運べなくなった年もあった。
ネオマーケティングが働く女性2,000人に行った調査では、72.3%が足のニオイを気にしており、最も気になる場面として「家で履物を脱いだ時」を挙げた人が73.2%にのぼったという。座敷で靴を脱ぐことを気にしていたのは、僕だけではなかったのかもしれない。エステーの研究員解説によると、夏のビジネス靴の中の湿度は実測で最大99.49%に達し、両足の汗は1日で約コップ1杯、およそ200mLにもなるとされている。臭いは、靴を脱ぐ瞬間ではなく、密閉された靴の中で、日中のあいだに作られているようだ。
座敷の飲み会を断り続けてきたのは、気にしすぎだったわけではなかったのかもしれない。臭いは脱ぐ瞬間に生まれるのではなく、日中の靴の中で作られている環境の影響を受けている。だとすれば、場面を避けることだけが答えではなく、日中の環境の側から見直せることがあるはずだった。安全靴は極端な例ですが、蒸れて菌が増える構造は革靴でもパンプスでも同じです。場面を断り続けるより先に、確かめられることが残っているのではないかと思う。僕が飲み会を断らなくなるまでにやったことはこちらに書いています
Q. 座敷の飲み会で足の臭いが気になるのは自分だけでしょうか? A. 働く女性2,000人への調査では72.3%が足のニオイが気になると回答しており、履物を脱ぐ場面を意識する人は少なくないとされています。
Q. 飲み会の直前にできる足の臭い対策はありますか? A. 直前の対処だけでは間に合わないことが多いとされています。臭いは日中の靴の中の環境で作られるため、普段の環境を見直すことが土台になると考えられています。
安全靴歴12年・元工場勤務。工場勤務時代に安全靴を履き続けた経験をもとに、実体験と客観データの両面から記事を書いています。